歯は一生をかけて使う消耗品
名古屋駅前の歯医者、めいよん歯科の渡邊です。
今日は歯に対する私の考え方を紹介します。
子供の頃から
硬いものを噛んで歯を鍛えよう、
カルシウムをたくさん取って丈夫な歯にしましょう、
ガムを噛むことで歯を強くしましょう、
この辺は言われたことがあると思います。
全部ウソです。
硬いものを噛んでも歯にダメージはあっても強くはなりませんし、
どれだけ飢餓状態でも生えている歯に変化はありませんし、
ガムを噛んで咀嚼に使う筋肉は鍛えられますが、
歯は鍛えられません。
子供のうちに生え替わった永久歯は一生をかけて消耗していきます。
(フッ素の歯の強化や、経年的な歯質の硬化は除きます)
虫歯になって歯を治療すれば歯は減りますし、
神経を取ればさらに歯の寿命は短くなります。
歯ぎしりが強ければ歯はすり減り、最悪かけたり割れたりします。
今の医学では元の状態に戻したり、歯を再生させる事は出来ません。
歯が寿命を迎えて抜歯をすると、残った歯への負担が増えて、
さらに他の歯の寿命も短くなります。
歯を強くしたり再生させる事は無理なので、
いかに生涯をかけて、歯の消耗スピードを遅くするかが大切です。
日々の歯磨きや生活習慣の改善で虫歯や歯周病を予防する事、
定期的な健診クリーニングを受けることが
歯にとって一番大切な事です。