クリーニングの後、歯がしみる!
名駅前の歯科医院、めいよん歯科の渡邊です。
定期健診でクリーニングした後、
「冷たいものがしみるようになった。」と言われる事が
稀にあります。
なぜかを今日はご説明します。
歯は内側から『神経』『象牙質』『エナメル質』の三層構造で
出来ています。
神経と象牙質は密につながっており、
象牙質に熱い、冷たい、甘い、何らかの刺激があると、
神経に伝わり全て痛みに感じます。
エナメル質はそういった刺激から象牙質と神経を守ります。
歯の根元にはエナメル質はありません。
クリーニングをして、根元についた歯石やプラークを除去すると、
今まで汚れで隠れていた根元の象牙質が露出します。
そこからしみるようになるという訳です。
ただ、その根元に着いた汚れが歯周病の原因になるので、
取らないわけにはいきません。
一時的にしみる症状が出てしまっても、
歯の方も防御反応で時間をかけて段々鈍感になり、
しみなくなっていきます。
しみる症状が出た場合は、歯の根元を優しく丁寧に
小刻みに磨くようにして下さい。
また症状が強い場合は、しみ止めの薬を塗ったり、
適切な指示を出しますので、一度診せに来て下さい。