歯ぎしりの害
名駅の歯科医院、めいよん歯科の院長渡邊です。
今日は睡眠時の歯ぎしりのお話です。
全ての人がやっているとは言えませんが、
多くの人が寝ている時にブラキシズムと言われる、
ぎゅーっと食いしばるクレンチング
ギシギシ擦り合わせるグライディング
カチカチ歯を鳴らすタッピング
いわゆる歯ぎしりをしています。
日中のストレスを発散している、筋肉をほぐしている、
色々原因は言われていますが、
今の所なぜ人が睡眠時に歯ぎしりをするかはわかっていません。
ただ健診や治療にきた方の歯を見ると
すり減っていたり、ヒビが入っていたり、凹んでいたり、
かなり多くの方が歯ぎしりしているのを感じます。
歯ぎしりすることは、口の中や顎のことを考えると、
完全に悪い癖です。
歯ぎしりでの噛む力は、食事の時の何倍にもなり、
体重やそれ以上の力がかかると言われています。
顎には負担がかかり顎関節症を引き起こし、
歯にはヒビが入りそこから割れたり、虫歯になったり、
最悪真っ二つに割れて抜歯になるケースもあります。
歯が揺れるので歯周病を助長したりもします。
歯や顎の不調は歯ぎしりからきている方も多いと感じます。
歯ぎしりは自分で止めることは不可能なので
歯ぎしり対策としては睡眠時用のマウスピースを入れて
歯ぎしりから防御するしかありません。
また、歯ぎしりは自覚がない方がほとんどのため、
中々マウスピースに抵抗があるかもしれませんが、
保険適用で3000円ほどで作製できますし、
使ってみるとマウスピースがすり減ったり、穴が開いてきたり
どのくらい夜間に歯ぎしりしているかがわかるので、
一度試しに作ってみるのをオススメします。